「太陽は動かない」/吉田 修一著
あ〜〜〜またもや吉田作品は面白かった。
ラストへ向けてのスピード感。
ページ数少なくなってるけど、どう終結するのだ・・・とこちらの心臓も
全力疾走してる感じでバクバクします。
またもや登場人物が多く、どう絡み合ってくるのだろう?
この人面白いけど、この人私は好かないとか、この人、気になるとか
鼻に付くとか、忘れてた頃に今、登場ですかとか。
因みに鼻に付くのは<AYAKO>謎の美女。こんな女は蹴飛ばしてやりたい。
AYAKOの生い立ちなどは、たぶんわざと触れておらず過酷な過去を勝手に
想像する事は出来るのだが、それがなんだ!
アルファベットの名前も鼻に付く。AYAKOだと?
これ・・・作者の罠に嵌まっているのかな?
話は新エネルギー「 宇宙太陽光発電 」を巡る争奪戦。
手に入れるのは日本か中国かアメリカか?
小説っていうのは読み終わったらおしまい。その後の事はわからない。
けれど、あの時のあの人はあれからどうしているのだろう? と思いを馳せる。
読み終わっても余韻は続くのだ。
余韻の人々が今回たくさんいます。
読み終わって残念・・・。
もっともっと読んでいたかった。
私も一緒にアジアを凄〜く冒険しちゃった気分です!