5冊まとめての感想にするのはかなりの手抜き?
でも・・・また次へと読書を進めたいので・・・。
「 路・ルウ 」/吉田 修一著
台湾新幹線着工をめぐるお話。日本の新幹線技術を投入するが、
大枠は日欧混合としたシステムのため、工期の遅れや様々なトラブル
を招く。
日本人と台湾の人々との交流、絆、そして台湾という国の歴史。
台湾に楽園をみた。
やはり吉田修一は面白い!
「 約束の地 」/志水 辰夫著
これは戦後から始まる長い長いお話。
昭和30年、渋木裕介10歳。たった一人の肉親の祖父を目の前で殺害された。
その祖父はソ連から亡命してきたトルコ人だった。
アルメニア人とトルコ人の憎悪と復讐の連鎖。
旧ユーゴスラビア内戦、スロベニア、クロアチアの独立宣言。
民族浄化による破壊、強姦、虐殺。
その後のボスニア・ヘルツエビゴナのセルビア人民族浄化とクロアチア人、
ムスリム人の報復・・・・・。
裕介は長い旅の果てに決着をつける。
いやあ、本当に長かった。時代は戦後めまぐるしく変わるし。
にもかかわらず人の執念は、民族の血は根深い・・・。
ひとごとのように読んでる自分に平々凡々と生きてる日本人の自分をみた。
「 なで肩の狐 」/花村 萬月著
うん。面白いので続編も読まねば。
「 ロスジェネの逆襲 」/池井戸 潤著
半沢直樹の続編。そりゃ、面白いわな。
「 笑うハーレキン 」/道尾 秀介著
ハーレキンって道化者って意味なのね。