天気が良いって幸せ〜。
猫とゴロゴロするのも幸せ〜。
さてさて、今回は・・
「四度目の氷河期」/荻原 浩 著
私生児で生まれた南山渉。
田舎町で母と暮らすワタルは幼稚園の頃、普通の子供と違うことを
自覚する。
母は自分が生まれる前、ソビエトの動物発生工学の研究センターで
研究員として働いていた。
その頃シベリアの氷河でクロマニヨン人?かもしれないミイラが発見
されていた。
小学5年生の夏、ワタルの出した答えは・・・父親はクロマニヨン人!
ワタルは石器作りに夢中になる。
不器用ながらも自分を信じ成長していくワタルの姿は健気だ。
傍から見ればワタルは危うい。
けれど彼の心はブレない。
思い起こせば・・・・良くも悪くも子供の頃って、
10代の頃って・・・ブレないで生きてた気がする。
世界は狭いし、1年は長いし、毎日が幸せなわけじゃない。
(幸せだったと気付くのは大人になってから・・・)
早く大人になりたい・・・自由になりたいと思ってたけど・・・。
大人になって手に入れた自由は不自由だった。
話がそれてしまった。
私は、ワタルの荒唐無稽の強い思いが心地良かった。
子供はいいなぁ〜なんて感想は言わない。
けれど・・・子供の方が思考は自由に開かれているのだ。
そう思った!