初めてのプロデュース。初めての二人芝居。
たった一日、2回公演。
「受付」 別役実
演出 大堀こういち
出演 菊池均也 川俣しのぶ
私にとって感慨深い作品となりました。
大堀くん、均ちゃん、ありがとう!
アミーゴの皆さん、ありがとう! お客様、ありがとう!
みんなみんな、ありがとうございました。
今は抜け殻状態・・・・・と言いながらも本を読む。
「楽園のカンヴァス」/原田マハ 著
ニューヨークMOMA所蔵のルソーの「夢」 1910年作
しかしもう1点、スイス・バーゼルにルソーの「夢をみた」が・・・。
これは本物か?偽者か?
所有者であり、伝説のコレクターでもあるコンラード・バイラーは何者?
この小説の中には謎解きのひとつの物語が出てくる。
40代で職を捨て絵描きになったルソーの物語。
作者は不明。7章に分かれた小さな物語。
それは決して大そうなものではない。
人妻で若々しいヤドヴィガとの出会い。
ルソーがピカソに与えた影響。
そこに出てくるアポリネールやマリー・ローランサン。
ピカソの夜会に招かれたルソーとヤドヴィガ。
ヤドヴィガこそ「夢」に描かれた女。
そしてルソーの絵に心惹かれるヤドヴィガの夫、ジョセフ。
ルソーを除く誰もが若かった時代。そしてみんな貧しかった。
でも・・・夢があった。
この時代あこがれます。
巴里の洗濯舟にワープしてみたいと思うのは私だけではないでしょう・・・。
これは時間を越えた愛の物語でした。
心優しい100年の愛です。
久々にルソーの絵画にふれたのも良かったなあ・・・。
次は・・・・・「アリス・B・トクラスの自伝」・・・かなあ。