2013年05月27日

 「女 神 記」


 「女 神 記」/桐野 夏生 著
 
 
 
イザナキとイザナミの最初の子供は蛭子。
 
蛭のように骨の無い、ぐにゃぐにゃした子供だった。
 
2人はその子を葦の舟に乗せて流した。
 
 
ん?そんな話の芝居をしたことある。
 
それは蛭子の話を絡ませていた。
 
 
 
それからイザナミは島々を産み、海の神、水の神、風の神等を産み、
 
火の神を産んだ時、大火傷をして死んでしまい黄泉の国に行った。
  
 
ん?イザナミ・・・黄泉の国・・・そんな芝居もしたことある。
 
 
でも・・・ま、そんな事は忘れた・・・。
 
 
 
日本人が信じる神は身近だ。
 
お米の神様だったり、もったいないの神様だったり、
 
芝居の神様、どうか私にお力を・・・だったり。
 
救世主だとか、スーパースターだとかではないのだね。
  
 
そういえば・・・私が中学生だった頃、お正月に両親と初詣に行った

時の事。
 
私は生理中だったため神社の鳥居を潜ってはいけないと母に言われた。
 
なんでよ〜と言う私に母の答えは<穢れているから>というものだった。
 
私はかなり憤慨しながらも鳥居の外側を歩いた。
 
生理中の女が穢れているならば、そんな女から生まれた人間は

どうなるのだ?
 
 
 
イザナキにとって、死んだイザナミは穢れた存在になる。
 
どうも神々からして女性蔑視、男尊女卑なのかと思うと
 
逆にそれでも生きてきた女のなんと逞しいことよ!
 
 
と、まあ、いろんなことを考えました・・・。
 
posted by しのぶん at 13:00| Comment(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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