「一丁目ぞめき」/赤堀 雅秋著
戯曲です。 岸田戯曲賞受賞作品です。
東北大震災の翌年、シャンプーハットで上演されたものですが、私は
残念ながら拝見してません。
観たかったなあ・・・。
普通の人々はちっとも普通じゃなくて、いや、普通じゃないのが
普通の人なのか?
どうしようもない生活。 どうもしようがない生活。
舞台を観たり小説を読んだりしてる時、私は時々他人の生活を
覗き見してるような感覚になる。
すみません・・・私が見てるから気をつけてください。
あまり本音を出さないでください。
みっともないの、私見ちゃってますよ・・・と。
しかし、その時点で私は作品に負けているのだ。
少し距離をとる事によって安心を得ようとするのだ。
どっぷりツカルノガ恐いのだ。
作者の思惑に嵌まってしまっているのだ。
のだ。のだ。が、多くなってしまったのだ。
私は愉快と不快の狭間を行ったり来たり。
赤堀作品は、恐い・・・。
好きと言えない好き。